cook:河井美歩/utuswa:笠原良子
現代作家の器で食べる夜ごはん
ママレードが隠し味、オレンジがほのかに香る
煮込まない、切って焼くだけの即席カレー。
器は益子焼・笠原良子さん。
益子の土と、益子の伝統釉薬を使い作陶されています。
笠原良子さんについて
日本大学芸術学部美術学科、栃木県立窯業指導所伝習科を経て
故・島岡達三(民芸陶器《縄文象嵌》で国指定の重要無形文化財保持者《人間国宝》認定。師は、民藝運動を推進した浜田庄司)に師事。
2006年に独立、現在栃木県芳賀郡市貝町にて作陶されています。
女性が作る優しい表情の器ですが、工芸としての益子焼の伝統を受け継ぎながら作られているので日常生活での扱いやすさも兼ね備えています。
今回のカレーで使用している器は、いっちんという技法のもの。
笠原良子さんは他にもアメ釉やしのぎの器、耐熱仕様の器などを現代の生活スタイルに合うデザインで作られています。
今日は陶芸家・笠原良子さんの器と、料理家・河井美歩さんの作る鶏の即席焼きカレーレシピです。
レシピ
材料/2名分
鶏もも肉…300g
塩…..小さじ1/2
胡椒…..適量
~ソース~
|ヨーグルト(無糖)….. 160g
|ココナツミルク…..80g
|ママレード…..40g
|カレー粉…..20g~
|玉ねぎ…..1/3個
|にんにく…..1個
【下準備】
・鶏もも肉は余分な脂を取り、塩・胡椒をしておく。
・ヨーグルトは80gになるまで水切りしておく。(1時間~)
・タイミングをみてオーブンを200℃に予熱入れる。
【作り方】
①【ソース】の材料をハンドブレンダ―(ミキサー)で混ぜ合わせておく。
※ハンドブレンダ―がなければ玉ねぎ・にんにくをすりおろし、全ての材料を混ぜ合わせる。
②耐熱皿に鶏肉を並べ、肉が隠れるように【ソース】をかける。
③予熱の入ったオーブンで20~25分焼く。
肉汁が透明になっていたらOK。
<添えているトマトのピラフ>
米…..2合
水…..330cc
トマト…..1個
生姜…..小1片
自然塩…..小さじ1/3~
E.Xオリーブオイル…..大さじ1/2
【下準備】
・米は洗って15分程浸水し、ざるにあげて15分程水切りしておく。
・トマトは洗って十文字に切り込みを入れておく。
・しょうがは細かいみじん切りにしておく。
【作り方】
①鍋に米・水・しょうが・自然塩・オイルを入れて混ぜ合わせ、
トマトを中心に乗せて炊く。
②器に盛って、アボカドを添え、飾り用のハーブをかける。
③好みで上からE.Xオリーブオイルやハーブソルトをかける。
河井美歩 Miho Kawai
料理家
つくばと東京・神楽坂を拠点に ニューヨーク、京都、熊本、名古屋…
国内、外で料理イベントを開催中。
得意とするのは様々な料理を家庭で作りやすいレシピに変換すること、
野菜を美味しく食べること。
海外の食文化を学びにフランス、イタリア、ベトナム…
時間を見つけては料理修行の旅に出ています。
著書 「はじめてのおいしいフォカッチャ」「秘密の型なしパイ」
新刊にマリネ、ナムル、ピクルス等身近なものを漬け込んだ「なんでも、漬けもの。」(主婦と生活社)
https://www.kawaimiho.com/w-o-r-k-s/
器購入店紹介:ろばの家
https://68house.stores.jp/