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「暮らしが仕事、仕事が暮らし」陶芸家の住居兼仕事場 京都・河井寛次郎記念館

location: 河井寛次郎記念館/photo:COLE

京都市東山区—陶芸家、河井寛次郎の住居兼仕事場を記念館にしている。
寛次郎は、作品だけでなく仕事に対する姿勢や、芸術に関する考え方も尊敬されていた。
こちらの記念館は、昭和12年に寛次郎自らの設計により建てられ、家具や調度類も寛次郎がデザインしたもの。

location: 河井寛次郎記念館/photo:COLE

一歩建物の中へ入ると、心が落ち着く空間が広がる。

静かな中庭を進み、奥へ歩くとギャラリーや美術館のような展示スペースに茶室、素焼き窯と大きな登り窯もある。
京都の街中、大きな登り窯に火をつけていたのかと驚く人が多いのではないだろうか。

location: 河井寛次郎記念館/photo:COLE

寛次郎は陶芸以外に彫刻、デザイン、書、詩、詞、随筆などの分野でも作品を残している。
実際に寛次郎が日々の生活で使っていた作品や家具があり、記念館と言っても和み、また心を休めに訪れたくなる空間が広がっている。

目次

経歴

河井寛次郎
明治23(1890)年8月24日島根県安来に生まれる。
松江中学校卒業ののち、東京高等工業学校窯業科に入学。
大正3(1914)年 京都陶磁器試験所に入所。
大正9(1920)年 現在の記念館の地、五条坂に住居と窯を持ち独立、つねと結婚。大正13年には娘・須也子をもうける。
大正10(1921)年 「第一回創作陶磁展」を開催、以降生涯にわたり、作品を発表。 作風は大きく、三期に分けられる。中国古陶磁を範とした初期、「用の美」の中期、「造形」の後期。
昭和12(1937)年 自らの設計により自宅を建築(現在の記念館)。
昭和41(1966)年11月18日 76歳で亡くなる。

所在地

河井寛次郎記念館
住所:〒605-0875
京都市東山区五条坂鐘鋳町569
アクセス:
●電車 京阪電車「清水五条」駅より徒歩10分
●バス
【京都駅より】
市バス206番系統 「馬町」下車 徒歩1分
洛バス100号「五条坂」下車 徒歩4分
【四条河原町より】
市バス207番系統 「馬町」下車 徒歩1分
TEL:075-561-3585
開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時半まで)
休日:月曜(月曜日が祝日の場合は開館・翌日休館)
夏季休館/8月11日~20日頃
冬季休館/12月24日~1月7日頃
駐車場:なし
オフィシャルサイト:http://www.kanjiro.jp/

location: 河井寛次郎記念館/photo:COLE

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