location: デザイン・ラウンジ/photo:COLE
東京ミッドタウンデザイン・ラウンジ(港区)にて老舗和菓子店”とらや”と武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁専攻の学生がコラボレーションした企画展示『うつわと夜の梅』が開催された。
とらやと武蔵野美術大学によるイベントは今年で4回目。
今回の題材は、とらやの小倉ようかん「夜の梅」。
11人の作品を展示した。
―それぞれの顔があり、思いの込められた器が並ぶ―
location: デザイン・ラウンジ/photo:COLE
羊羹「夜の梅」は、古今和歌集「春の夜の闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる」より
(春の夜の闇は無意味だ。梅の花の色が見えなくなってしまうが、その素晴らしい香りだけは隠れようもない)
切り口の小豆を夜の闇に咲く梅の花に見立てて、この菓名がつけられたという。
学生による「うつわ」の紹介と、とらやによる「羊羹」にまつわるお話、うつわの作り手である学生ととらやによるトークイベントも開催された。
トーク後は、学生の制作した様々な器の中から好きな器を選び、羊羹「夜の梅」を実際にいただくことのできるお茶会に参加。
location: デザイン・ラウンジ/photo:COLE
このうつわを作った方はどなただろう?
実際に制作をした学生に参加者が質問をすることができた。
個性豊かなそれぞれの器は、形も重さも手触りも違う。
手に取ったお気に入りの器と「夜の梅」を囲み、参加者と作り手の話に花が咲いた。
イベント情報
-デザインを基軸とした情報発信拠点-
武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ
場所:東京ミッドタウン・デザインハブ内(東京ミッドタウン5F)
URL:http://d-lounge.jp/
取材協力:とらや
URL:https://www.toraya-group.co.jp/